令和の子供の英語環境 考察

 この記事では英語が変わる変わると言われいていることの文部省の発表と実際の変化を考察しています。

もし、親として英語がどう変わってきているのか興味があったり、

子供に英語を身に付けさせたいとお思いなら、どう変化するのかや目標が分かります。

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英語教育改革の背景

今、日本の状況は変わりつつあります。

同僚や部下、上司に外国人が増えたり、町のコンビニや居酒屋にも外国人が増えています。

また、普段使うカタカナやIT用語、様々な略称 (SDG’s,TPP,WHOなど)でも英語が回りに溢れています。

日本国内だけで仕事して満足できるか不明でもあります。

その中で英語ができることの重要性はますます増えていっていると言えるでしょう。

 私たちの世代とは違い、今の子供たちの英語教育も大幅に変わってきています。

 文部科学省も次のように示しています。

 今の子供たちやこれから誕生する子供たちが,成人して社会で活躍する頃に

は,我が国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想される。生産年齢人口の減

少,グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により,社会構造や雇用環境

は大きく,また急速に変化しており,予測が困難な時代となっている。

文部科学省:小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編より引用

 高校での目標を簡単に表せば、

  •  聞くこと、読むこと、話すこと、書くことによる実際のコミュニケーションを目的、場面により適切に使える技能を身に付ける。
  • コミュニケーションを行う目的や場面で外国語での情報の要点を理解し、話し手、書き手の意図を理解した上で適切に表現し伝え合うことができる力を養う。
  • 外国の文化の理解を深め、配慮しながら外国語でのコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。

とされています。詳しくはこちらへ

文部科学省:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編

変わる英語の授業

亀さん

実際の変更点を小・中・高段階で見ていきましょう!

小学校の英語

 学習指導要領が見直され2020年から小学校の英語教育が変わりました。

小学3・4年生では「外国語活動」として週1回の授業があります。

以前行っていた5・6年生での外国語活動が前倒しになり、英語に親しみ素地を作る内容になっています。

娘リーちゃん

3年生・4年生の時はみんな簡単だって言ってた
ALTの先生はフィリピンの人だったよ

また変更後は小学5・6年生では「外国語」として週2回の授業があり、キチンと教科として成績がつくようになりました。

娘リーちゃん

5年の1学期の終わりにタブレットに自分の夢を英語で録音したよ

4技能・5領域

また、「4技能・5領域」をバランスよく習得していくことが目標になっています。

  • 聞く
  • 話す(やりとり)(発表)
  • 読む
  • 書く

どんどんと以前の中学校で習ったことが前倒しになっています。

中学英語の接続をスムーズにするため小学校で読み・書きを扱っていきます。

中学校・高校の英語力

やはり英語の目標は、全体としても上がっています。

英語力について、中学校卒業段階でCEFRのA1レベル相当以上、高等学校卒業段階でCEFRのA2レベル相当以上を達成した中高校生の割合を5割以上にする。   

文部科学省:参考資料(外国語教育)より引用

 ちなみにCEFR A1 は、英検3級 / A2が英検準2級 としています。 (参考資料 英検における外部基準との関連 )

一見低い目標に見えますが、これは全体としての目標です。

当然大学入試での基準はもっと高くなります。

単語数も多くなっています。

英単語は約1.5倍に!

学ぶ英単語の変化2013年~2022年~
小学校
無し
600~700語
中学校
1200語1600~1800語
高 校
1800語1800~2500語
合計3000語4000~5000語

単語数が約1.5倍になっており、当然入試のレベルも上がっていきます。

1.5倍なんて無理だろ~!!

と言いたいところですが、グローバル化の波が教育をも変えてしまうのです。

大学入試共通テスト

 大学共通テストの英語は、以前のセンター試験と違い配点がリーディング100点・リスニング100点になりました。

ただし、大学によってはリーディングとリスニングそれぞれの配点比率が違うことがあります。

アクセント問題や脱文補充問題などがなく長文読解のみになりました。

文章自体は難しくなく英検2級レベルのものですが、文字数が約4300 → 約5500に増えています。

リスニングは配点が増えたことに加えて読み上げが1回のみの問題(大問1から2は2回、大問3から6は1回読みあげ)がでてきます。

聞けなかった部分だけを集中して2回目に聞くことができなくなりました。

 ちなみに英語のリスニング(令和4年度問題音声)はこちらから確認してください。

大学入試 センター試験共通テスト
リーディング:リスニング200:50点100:100点
筆記設問アクセント・脱文補充・長文読解など長文読解のみ
文字数約4300字約5500字
リスニング読み上げ2回あり半分以上は1回のみ

高得点を狙うには英検準1級レベルの力が必要といえる難易度です。

つまり、国内で受験する子供であれば英検準1級の英語力獲得を目標としていいのではないかと思われます。

考察 その中でもリスニングの重要性が確実に上がっています

小学生のうちに準2級

 国内で受験するなら英検準1級が目標となりますが、いきなり1年、2年間で英検準1級は取れません。

計画的に取らなければできないので小学校・中学校での中間目標が決めまってきます。

英語力
小学校英検準2級
中学校英検2級
高 校英検準1級

母国語方式

 

 幼い子ほど耳がいい!英語を難なく聞き取ることができます。

 

 これは誰もが経験から知ってのことだと思います。

英語を習得するには耳から入り徐々に話す、読む、書くと段階を追うのが一番簡単です。

日本語でもそうでしょう!

だからこそ母国語方式なのです。詳しくはこちらへ

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