小学生からのおうち英語 実際に使った参考にしたい本

 おうち英語はネットを中心として徐々に情報が広まりつつあります。

注意深く見ていくとおうち英語の大まかな流れや方法は分かってくるので、ネットでも十分な情報があります。

しかし、多くの方にとっては、おうち英語の参考となるべき本があると心強いでしょう。

この記事では、おうち英語でも小学校入学前後で始めるケースでのおススメのおうち英語の本を紹介してきたいと思います。

娘リーちゃんと亀さんのプロフィール

娘リーちゃん 算数嫌いな女の子。

  • 娘リーちゃんが小1の夏の時に、おうち英語を知りスタートさせる。
  • 3年後にはマジックツリーハウスを読めるようになり、小5の今では英語児童書ランドオブストーリーズを読むまでになる。
  • 普段はゲームと人形あそびを英語で独り言いいながら遊んでいます。

亀さん、 普通の会社員。

  1. 親は英語喋れない
  2. 教える時間なし
  3. コロナ過のこともあり、娘はプレイデートやリアルでの外国人との会話経験なし(公立小学校のALTとだけあり)

このような状況下で、文字通り子供部屋の中だけで完結するおうち英語を実践しました。

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子どもの英語「超効率」勉強法 著者:船津洋 2019年2月初版

  • おうち英語の基本はプロローグでバッチリ理解できます!
  • 幼児期/小学校低学年/小学校中学年と異なるスタートでのおうち英語にも対応!

 著者は言わずと知れた「パルキッズ」の開発者で、おうち英語やっている人で知らない人はいないほどの有名な船津洋さんです。

おうち英語は基本が0歳から3歳くらいの赤ちゃんスタートを想定している場合が多い中、この本はずばり幼稚園から小学生を対象にしています。

出だしの保護者の皆さんの声でも、お子さんが幼稚園から小学生の方の声を全面に出しています。

おうち英語の基本は最初のプロローグの章で紹介されています。

Q&A方式で分かりやすくおうち英語を紹介しているので少し迷ったら何度もここに戻って確認するといいでしょう。

また、第4章から第6章まででそれぞれ、幼児期/小学校低学年/小学校中学年から始める方法が細かく記載されているので幅広いお子さんに対応しています。

ここで開始年齢で章を分けてまで紹介しているのには理由があります。

幼児期では、耳だけで英語のリズムを習得できるのですが、小学校低学年になるとひらがなの仮名のリズムで英語を聞いてしまうため、耳だけによる英語の習得が難しくなっていくとのことです。

また、中学年以降においてはローマ字が英語習得の邪魔になっているので別の対策(フォニックス・素読)がいいとのことです。

幅広い年齢層に対応しているため非常におススメです。

世界最高の子ども英語 著者:斎藤淳 2017年12月初版

  • 第二言語習得の理論に基づく新しい常識
  • 理論に基づく具体的な年齢ごとの教材の紹介
  • おうち英語がある程度軌道に乗った人が見ておくべき本

著者は元イェール大学助教授で 海外名門大学合格者を多数出しているJ PREP斎藤塾代表の斎藤淳さんです。

英語だけではなく、ほんとうに賢い子どもを育てることに注力した本になります。

賢くなるためのツールが英語というだけなのでゴールは世界で通用する人になります。

パート1基本編で英語習得の新しい常識(第二言語習得の理論)を説明してます。

パート2実践編では第二言語習得の理論での具体的なアクティビティや教材などを紹介しています。

それぞれの年齢においてやるべきことが変わってきますが、ロードマップがあるのでとても分かりやすいです。

おうち英語の始め方というよりは、どう海外大入学レベルの学力と知性を英語で身に付けるかの本のように思いました。

おうち英語をある程度身に付けた方が参考にすべき本と言えます。

亀さん

おうち英語がある程度軌道に乗ったら、次の段階を考える上で非常におススメです!

世界標準の英語の学び方 著者:白川寧々・鈴木款 2022年4月初版

  • おうち英語の本質を分かりやすく紹介してくれ、経験者との対談記事がある。
  • おうち英語をしたあとのゴールが提示されている。
  • 日本の今の賃金状況とアジアの英語教育の状況を知ることができる。

白川寧々さんは、米国大手コンサルティングファーム勤務後、マサチューセッツ工科大学MBAを修了。英語力を身につけ、グローバル賃金を稼ぎ自由に生きる(グローバル安定志向)を進める教育起業家です。

鈴木款さんは、フジテレビ解説委員かつ教育アナリストです。中国の英語教育の変遷に詳しく北京オリンピック前後でどのように変わってきたかを紹介しています。

主におうち英語としてのやり方は、白川寧々さんが本の中で紹介しています。

インプットの質と量が大事な点やコトバのリズムの大切さなど分かりやすく説明してくれ、なんだか簡単にできそうに思えるのがこの本の魅力だと思います。

また、小さい子でもできるようなやり方や実際に使える動画やサイトの紹介もQRコードで教えてくれます。

実際におうち英語をされている方のインタビューも載っているのでおうち英語を実践中の方も興味深く読めるでしょう。

加えて日本で働くことの優位性の崩壊や近年のアジアの英語学習の状況も知ることができるのもおススメポイントです。

亀さん

最近、Outschoolでディベートのクラスを取っているのですが、このクラスは5人中4人は韓国人で1~2歳下でもみんなペラペラで驚いています。
肌感覚ですが、英語教育のレベルは日本より上だと感じます。

楽しい「子ども英語」はなぜ身に付かないの? 著者:松井 義明 2018年5月初版

  • 楽しい子ども英語を身に付く英語にするには多読が必要
  • 小学生が英語の読書をできるようになる方法を紹介
  • おうち英語をやっているご家庭でも多読へと進める時の参考になります。

著者は、早稲田アカデミー教務顧問で早稲田アカデミーIBSを主催されている人物です。

この本は、英語習得に多読を進めており、日本人の子供が多読をするやり方を紹介しています。

小さい頃から英会話教室やプリスクールなどに慣れ親しんだ子が、英語を忘れてしまうのはよく聞く話…。

英語を忘れずにさらに英語力を伸ばしている子供に共通することは、大量の読書をしているとのことです。

第3章で、「英語の読書ができるようになる」三段階学習法が紹介されております。

小学生から始める子でも多読に取り組めるように丁寧に解説しているので、小さい子でなくても大丈夫です。

おうち英語をしている人でも多読へと進めるのが1つのハードルになるかと思いますので、参考になることが多いです。

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フォニックスについての本

はじめてのジョリーフォニックス ジョリーフォニックス社 編著  山下桂世子 監訳

ジョリーフォニックスと言えばこの本で、生徒用(Student Book)と教師用(Teacher’s Book)があります。

この本は、おうち英語をするなら2冊とも必要です。

生徒用にはCDが付いていないので、ワークブックとして使う設計になっています。

教師用についているCDを使って生徒(子供)にワークブックに取り組んでもらいます。

日本の公教育では英語の発音をきちんと教えることはないので、この本で英語の発音が日本語の発音とどのように違うのか(口の開き方や舌の位置)知ることができます。

子供のためというより親にとっての参考書になると思います。

ただし、英語の発音に自信がある方は別ですが、自信のない親の場合は先生用の本を参考に指導するのは難しいと思います。

説明図をもとに発音を再現するのは、かなり親が練習しないとできません。

CDを流して粛々と進めるほうが無難だと思います。

または、フォニックスコースを設けているオンライン英会話もありますのでそちらに任せてもいいでしょう。

元の本はイギリスの先生の指導用です。翻訳され意味が分かったとしても、同じように指導ができるかは難しいでしょう。

語り掛け・親の一言フレーズの本

おうち英語で語り掛けは必須ではないですが、子供と英語で楽しくコミュニケーションしたいければ、1冊もっていてもいいと思います。

語り掛けで無理に子供に教えようすると英語が嫌になってしまうので、あくまで親自身のレベルアップのためにはおススメです。

亀さん

子供も英語を使う相手がいれば嬉しいでしょう!

親子で英会話  言語学者豊田ひろ子 監修

家の中で使う簡単なフレーズがいっぱい載っています。

簡単なものばかりなので英語が苦手な方でも大丈夫!

シーンごとに使いやすいフレーズが紹介されているので、楽しく子供とコミュニケーション取れますよ。

幼稚園から小学校低学年の子供向けの声掛けが中心になります。

井原さんちの英語で子育て  著者:井原香織

おうち英語界隈では有名な本です。

赤ちゃんから幼稚児くらいの子向けの語り掛けが中心になります。

小さい子向けなので家の中で使うフレーズが多いです。

子供の年齢に応じて上の本とどちらかもっていればいいのではないでしょうか?

まとめ

以上が、娘リーちゃんがおうち英語をした際に参考にした本になります。

おうち英語は数年前は、ネットでしか情報がないことが多かったですが、今ではだいぶ書籍化され、おうち英語という単語も見かけるようになりました。

ただ、おうち英語が、それぞれの家庭で状況が異なる上、子供の個性に合わせるものなので様々なやり方がネットに上がっています。

ほとんどがきちんとした取り組みをしているので参考になるのですが、たまに昔の日英変換の英語学習を家で先取りしただけの取り組みも見られます。

基本となる本を1冊ぜひ手元においてみてください。

娘リーちゃんの実際の取り組みの様子はこちらになります。

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