小学生からの英語学習 進め方Ⅳ 絵本からチャプターブックへ

この記事では、絵本の慣れ方からチャプターブックへと進めるやり方を紹介してきます。

ストーリーを楽しみながら徐々にレベルを上げていく方法です。

中長期的な目標は英語の本を好きになってもらうことです。

絵本を始める時はものすごい簡単な本から始めましょう。

楽しめることしか続きませんので本を好きになってもらうことのほうが大事。難しい本を読んだり、チャレンジすることより大事になってきます。

 フォニックスがまだ学んでない方はこちらの記事から先によんでください。

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興味が持てる本、楽しい本を用意する

 一番お子さんをよく見ているのが、ママやパパであると思います。すると自然に子供が好きそうな本のジャンルや絵の雰囲気はわかっているはずです。

好きそうな本を2~3冊ほどもっていき、どれを読むか選ばせると取り組みやすいです。

かみつき亀さん

いいからこの絵本読め!

とやるよりも、

亀さん

こっちのウサギの話とこっちのお姫さまの話どっちがいい?

と選ばせるほうがスムーズにいきます。

有名なORTのおすすめを記事にしてます。参考にどうぞ。

読みと言いながら音声を真似するだけ

 本読みの進め方は進め方Ⅱで述べたとおり音声と一緒に文字を指でなぞりながら、英語の音声と文字・絵を結び付けていきます。

1文づつ音声を進めて真似して音読していきます。

1文づつを2文づつにする

 1文づつ音声を聞いて読んでいたものを2文づつにしていきます。

するとフォニックスでやったことや子供自身の経験からはっきりと音声を覚えてなくても読めるようになっていきます。

徐々に3文、4文づつと増やしていき、読める力を育てていきます。

ただここで完全に音声なしで読もうとするとまだ早いと思います。

実際娘リーちゃんが0から読みはじめたのは2年くらいかかりました。

その時は、

娘リーちゃん

音声なくても読めるから読んでいい?

と、自分で言い出しました。

子供が音声なくても大丈夫かどうかは自分で分かります。焦らずいきましょう。


文を目次のようにして暗唱する

 暗唱ができればそれのほうが良いですが、文の出だしをみて1文丸々言えればOKです。

子供がなんとなく最初の文字の雰囲気や絵をみて1文そのものを言えれば読めたも同然です。

そんな調子で1冊通して言えれば合格です。

完ぺきを求めるより本の楽しさを大事にする

本を楽しむためには途中で気になることがあっても止めてはいけません。

子供がこの単語を知ってるか気になったり、発音が気になることがありがちです。

かみつき亀さん

the + 母音だから ジ だろー!

などとしてはいけません。

子供からしたらせっかくストーリーを楽しんでるのに邪魔したらテンションが下がります。

しかしどうしても気になった場合は、終わった後で音声をもう一度聞かせましょう。

 音読が間違えていても口頭で訂正してはいけません。音声を使いましょう!

かみつき亀さん

これは、エブリデイ って読むんだよ!エ・ブ・リ・ディ~♪

娘リーちゃん

...

 この場合は、完全に訂正の発音が違う場合が多いです。

よっぽど英語に自信がある親以外は音声をもう一度聞かせるにとどめましょう。

わからない単語の意味を聞いてきた時

たまに単語の意味を聞いてくることがあると思います。

その時は、日本語の対訳を教えないでください。

娘リーちゃん

dinosaur ってなあに?

かみつき亀さん

ふふふ♪ それは 恐竜 だよ!

などとやってはいけません。

 この時完全に日本語を介して理解する流れができてしまいます。

そんなときはスマホを使って意味を理解させます。

「dinosaur meaning」で調べ、すべて の横の 画像 をタップして画像をだし、それを見せます。

初期の簡単な英語なら大体画像で理解できるのでこれで理解させていきます。

象徴的なものは、英語の意味を読ませて理解させていきます。

その時、理解できなくてもそこはこだわらず進めて行きます。

多読ではわからない単語でも何度も出てくるうちに推測できるようになっていきます。

亀さん

どうしても気になるときはオンラインレッスンの時に先生に説明してもらおう!

次のレベルの本に進む場合

朗読のかけ流しで十分予習しておく

 レベルを上げるときには朗読のかけ流しで予習をさせておきましょう。

もちろん予習といってもあくまでかけ流しなのでBGMのような音量で流します。

子供が意識して聞いている必要はありません。

かけ流しがあれば無意識にその音声を親しみ学んでいきます。

楽しめなければ簡単な本にもどる

 読むのが難しそうなら簡単なレベルの本に一度戻るのがいいです。

楽しむことが重要なので無理にチャレンジせず、難しければ戻ればいいだけです。

亀さん

三歩進んで二歩下がる。これが大事。

楽しんでいればOKにする

 ここでやりがちなのは子供の理解度を試すことです。

親としてはどうしても子供がちゃんと理解してるのかどうか確かめたくて、クイズなどをしがちです。

かみつき亀さん

この次でてきた動物は何かな?

小学生にもなれば試されていることは分かります。

合ってればいいけど、間違えた場合は、子供は嫌になっていきます。

子供自身もいやだし、親のがっかりした顔を見たくないのが子供の正直な気持ちです。

そのうち本を読むことを楽しめなくなっていくでしょう。

それよりも楽しめたかどうか聞くだけで十分です。

亀さん

本楽しかった?

娘リーちゃん

うん! 洞窟に入ったときがはらはらドキドキで楽しかったよ!

理解していれば楽しかったはずです。

聞く姿勢で接していれば面白かったシーンを話してくれるはずです。

もし楽しめていなかったら、レベルが難しかったのか、内容が実際には興味が持てなかったかのどちらかです。

亀さん

簡単な本にするか 興味の持てそうな本にしてみましょう

楽しめる本は、子供の様子をよく見て探してみましょう。このころの様子はこちらです。

YouTube の読み聞かせを利用しよう

 YouTube の検索で 本の題名 + read aloud と検索すれば様々な人が朗読をしています。

下に、YL(読みやすさレベル)の0から2未満の朗読を張り付けています。

数字の低いものから始めて徐々に高い本へと移行していきます。

ここで気に入ったYouTubeチャンネルは登録して気に入った本を探すのもおすすめです。

YL0.4 子犬のビスケットと飼い主の女の子のお話。可愛らしく子供が大好きなお話です。

YL0.7 狼に食べられそうになるところを気づかないまま逃れる子豚の話です。

YL1.0 ネズミにクッキーを上げたら、次々と要求がつづいていく面白い本。

YL1.2 道徳的な心温まるお話。絵がきれいでそれも魅力の絵本です。

YL1.4 小学校の教科書でも日本語訳が載っている、がまくんとかえるくんの友情のお話です。

YL1.8 ネズミのアレクサンダとぜんまいのねずみのおもちゃとの友情のお話です。

本読みを続けながらもYouTubeも楽しめるようになった実際の様子はこちらになります。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

本読みは英語学習に必要ではありますが、軌道に乗せるのはかなり時間がかかります。

本読み(多読)が、英語上達のメインになると思いますが、動画を補助的に使うのはとても有効です。

映像があるので理解しやすく、音声もあるので耳も育っていきます。

進め方Ⅴでは、動画の活用の仕方(注意点)を紹介していきます。

興味のある方はぜひご覧ください。

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